東海道
東海道新幹線は、他の新幹線に比べ急なカーブが多い。
沼津市 愛鷹山の山裾では、尾根は切通し、谷は高架橋で越え、カーブが少なくなるよう工夫している。それでも、この高架橋はカーブし、線路は傾きをつけてある。
カーブでは、乗り心地に配慮して減速せざるを得ない。速度向上の制約は、この線形が一因となる。
その制約を、車体傾斜システムで解消したのが、後に登場した N700系である
経済成長
約半世紀前、新幹線開業前夜、日本は高度経済成長期を迎えており、(在来線の)東海道本線は、輸送能力の限界に達しようとしていた。
世界銀行からの借款も使って建設された、新幹線の成功は、世界の注目を浴びる。
今では東京~新大阪間に、1日当たり上下300本以上の列車が走り、1日約38万人、1ヶ月で1000万人以上を運ぶ。
定時運転
日本の鉄道は、驚くほど正確にダイヤが守られている。
積雪による徐行運転で、スプリンクラーが作動している状況でも、大雪でない限り、遅れは数分で、遠方の目的地に着く頃には、遅れを解消しているほどだ。